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「不動産王」トランプの手口は安愚楽牧場!?実は中国に酷似した借金まみれ体質だ! [米国]

 トランプが自己資金で立てたホテルや高級コンドミニアムは少なく、名前貸しによるロイヤリティ収入、相手側パートナーとの共同経営、あるいは「社債」による出資募集によった。

 なかでも悪名高いのがアトランティック・シティのタジマハール・トランプ・カジノだが、買収したあとの改修費に10億ドルを投じ、その資金を「社債」(つまりジャンク債)で集めた。結局、社債は債務不履行に陥り、投資家らは大損害を被った。

 この基本スキームは安愚楽牧場と同じで、詐欺と言えば詐欺だが、投資を信じてカネを投じることは博打とおなじであり、社債が債務不履行になって会社更生法を申請することは商法上、普遍的なことである。つまり合法であり、倫理上はともかくとして、法律的には詐欺ではない。

 トランプが建てたというフロリダの豪華ホテルやゴルフコースも資本金の集め方はおなじ手口で、破産したパートナーも数多く存在しており、幾つかは訴訟沙汰となった。 くわえて「トランプ・シャトル」の破産、「トランプ大学」の経営行き詰まりと裁判沙汰などがある。 前にも述べたがアゼルバイジャンのトランプタワーは90%工事が出来たところで中断している。

 この遣り方は、まるで中国の詐欺的商法と酷似していないか。  中国は「理財商品」なる怪しげな投資信託を発行し、年率9%とか、14%とかの高利を謳って投資家からカネを集めた。懸念された通りに債務不履行が連続した。

 地方政府は「融資平台」なる第三セクターの投資会社をつぎつぎと設立し、銀行に出資させ、派手な不動産開発を行った。 しかし工業団地には誘致企業が現れず、地方の空港は週一便とかで赤字転落、団地は住人がおらず、鬼城(ゴーストタウン)と化けた。其れも空前の規模、中国至る所に鬼城だらけ。

 投資資金は当然のことながら回収できず、銀行は不良債権の山を築きあげ、なんと合計一万社の融資平台のうち、三社か、四社をのぞいて事実上の債務不履行となっている。 中国の地方政府幹部は融資平台という開発企業体が発行したボンドに債務保証をしておらず、窮地に陥って銀行に巨額の融資をしたのが四大国有銀行だった。 。

 地方政府の危機に際して、中国政府は上海など十か二十ほどの地方政府に対して「地方債」の発行も許可した。ながらく、この方法は禁じ手だった。地方政府の債務は中国財務省の楼大臣が認めたごく控えめな数字でも、290兆円という。  怪しげな企業の株式市場への上場も片っ端からみとめ、資本金や増資などで投資かから集めたカネの殆どが消えた。

 かくしてトランプは外交次元では中国に対して、たいそう強硬でありながら、カネの移動、不動産投資、理財商品というような錬金術においては中国を頼もしい投資家と思っている。  トランプ自身が莫大な「借金王」でもあり、そのノウハウをいやというほど体現してきた「不動産王」であり、その体質がまるっきり中国共産党幹部等の裏の商売とにていることに大いなる懸念がある。  「ともに借金を増やそう」とするのが米国と中国のウィンウィン戦略であるとするなら、厳重な注意が必要であろう。

 以上、宮崎正弘の国際ニュース・早読みから抜粋。

 あなたは、そんなことはあり得ないと思いますか。つづく。




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