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第2次世界大戦を実現させたスターリン ⑤ ヴェノナ文書の衝撃! [共産主義]

 今回、取り上げるのは現代史に衝撃を与えたあの「ヴェノナ文書」です。

 1995年7月11日、長い間その存在がうわさされていたものの、極秘扱いだった「ヴェノナ文書」の公開セレモニーが、CIA本部にて、CIA,FBI及びNSA(国家安全保障局)の各長官立会いの下、執り行われました。

 軍の情報機関であるNSAは、米国で活動するKGBとGURの工作員と、モスクワ本部でやり取りされた1940年から1948年の暗号電信を入手し、1943年から1980年にかけて解読作業を行っていました。この解読プロジェクトのコードネームが「ヴェノナ」でした。

 ヴェノナ文書が明らかにしたことは、想定をはるかに上回る米国共産党のソ連への貢献ぶりと、米国における大規模なソ連スパイ網でした。300人を超える米国人がソ連のエージェントとして活動し、その中には何人ものルーズベルト政権高官が含まれていたのです。ヴェノナ文書で明らかになったことはその一部にすぎませんから、実数はもっと多かったはずです。

 例えば、ルーズヴェルト大統領の側近であったアルジャー・ヒスは、早くから国務省のスターと呼ばれ、戦争が終わるころには国務省上席補佐官になっていました。彼は、戦後体制をほぼ形作ったヤルタ会談にも参加し、国際連合創設にも関わっています。つまり、スターリンは米国政権の方針を予め知った上で会談に臨んでいたことになります。そして、戦後体制の中でソ連が優位に立てるよう工作していたことは間違いないでしょう。

 また、米国における原爆開発にもスパイが関与していたことが判明し、何人ものスパイ・エージェントが逮捕されています。原爆開発はマンハッタン計画に基づいて行われましたが、1949年に英国人物理学者クラウス・フックスがまず摘発されました。ヴェノナ文書が英国情報機関のMI5に示され、MI5の尋問にフックスは自白しています。この自白によって、1950年にフックスとKGBの仲介者ハリー・ゴールドが逮捕。更に、ゴールドの自白により、ロスアラモスの原爆研究機関の技官デービッド・グリーングラス、その妻ルース、義兄ジュリアス・ローゼンバーグが逮捕されました。

 1949年、ソ連は核実験に成功します。これまで米国との直接対決を避けていたスターリンは、北朝鮮に韓国侵攻のGOサインを出し、朝鮮戦争が始まります。そして、これをきっかけにして米国は、それまの日本を弱体化する方針を転換、日本を防共の最前線に位置づけ、日本の再軍備を始めることになります。警察予備隊、後の自衛隊の創設です。

 iRONNAに関連記事があったので、リンクを張っておきます

 あなたは、そんなことはあり得ないと思いますか。つづく。




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