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 ハッカー、ウィルス、偽情報が戦争の道具化している恐ろしい現実 ② [サイバー攻撃]

▼トロール部隊とは 

 強桿精鋭を誇るイスラエルの軍隊組織にもネット上でハッキングを大規模におこなう「トロール部隊」による甚大な被害が出た。

 中国で[五毛幇」(「五毛党」ともいう)の存在はいまや世界的に知られるが、権力に都合の良い世論を捏造し、ネットに片っ端から書き込み、ときに偽情報を垂れ流し、五毛(8円ていど)を貰って生活の糧としている第五列的な存在だ。

 これにたぐいする「トロール部隊」はネット上で迷惑メール、偽装メール、偽情報などを集団で行うのでトロール部隊と呼ばれる。

 最近の偽情報の傑作は「ローマ法王がトランプ支持になった」「ヒラリー・クリントンはIS過激派に武器を横流しした」などの偽情報である。  「トランプはプーチンの操り人形」というのもあった。

 これまで日本では主に株式市場のインサイダー取引に使われ、「風説の流布」は犯罪とされてきた。 いまではウィキリークスのアサンジ、スノーデン事件の主役もロシアへ亡命するなど、米国の大統領選挙はロシアのハッカー部隊が介入し、民主党に不利な情報を漏洩した。

 さも重要機密文書であるかのような嘘をネットに流し、世論を操作する情報戦略の一環だが、基本の情報戦略は古今東西同じ、つかう武器がインターネット、携帯電話、フェイスブック、ラインなどに変化したということである。

 手の込んだ戦術のひとつが「なりすまし」で、世界的に流行するなりすましツィッターも現れた。  ドイツの難民キャンプ近くでドイツ系少女が難民に暴行を受けてレイプされたというネット上の偽ニュースなど、真偽を確認するのに時間を要した。

 ドイツでは難民キャンプ襲撃事件が起きた。効果テキメンとなった情報作戦で、日本がまだ被害が少ないのは「日本語」という壁で防いでいるからだ。

 パレスチナでも偽ニュースが流れた、これはイスラエル軍の兵士数十人が、パレスチナ自治区ガザ地区を実効支配するイスラム原理主義の「ハマス」がしかけて、多くの兵士がサイバー上の「ハニートラップ」に遭った。

 これはフェイスブック魅力的な女になりすまして、ネット上で接触したイスラエル兵のスマートフォンをハッキングしていたのだ。

 ハマスは偽の美女プロフィールをフェイスブックのアカウントに載せ、イスラエル軍兵士を長時間チャットに誘い込んで、ウィルスを仕込んでいたという。ウィルスに感染したイスラエル兵は偽ソフトをダウンロードしため、スマートフォンを乗っ取られるという失態に繋がってしまったのだ。 

 「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 平成29年(2017)1月17日(火曜日) 通算第5167号より



 あなたは、そんなことはあり得ないと思いますか。つづく。




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